日本のプロ野球

主にサッカーの台頭により、年々人気が落ち込んでいるといわれる日本プロ野球…とはいえ、団塊の世代を中心に、まだまだ日本の主要スポーツとして球場観戦は賑わっており、テレビ等の中継も安定の視聴率を誇っています。春の高校野球大会である甲子園も、根強い人気が続いていますよね(近年は厳しい暑さや感染症の影響で大変な状況になっていますが…)。本記事では、日本のプロ野球の基本情報をお伝えします。プロ野球自体はテレビ放映等を通してなじみ深いつもりでも、基本的なシステム等は意外と知らない方も多いのではないでしょうか?

日本のプロ野球の歴史

日本のプロ野球には、実は長い歴史があります。日本に初めてプロ球団が誕生してから、実に100年間続いているのです。1936年にプロリーグが設立され、プロ野球の興行が始まりました。その後、球団再編問題などの影響で球団数は増減を何度か経て、1リーグ制から2リーグ制となり、最終的に現在の2リーグ(パ・リーグ、セ・リーグ)、12球団制となりました。

セ・リーグ、パ・リーグが生まれた理由ー球団はどのように振り分けられるのか?

前述の通り、日本のプロ野球は最初から現在のように2つのリーグがあったわけではなく、元々は「日本野球連盟」の1リーグのみ構成でした。

1950年代に、毎日オリオンズ(現:千葉ロッテマリーンズ)がプロ野球への参入を希望したのですが、その可否について球団ごとで意見が対立しました。当時ライバルであった新聞社、中日ドラゴンズと読売ジャイアンツが毎日オリオンズの参入に猛反対をしたのです。しかし、毎日オリオンズの参入について賛成の球団もあり、反対派と賛成派で、セ・リーグ、パ・リーグが出来上がったのです。何だか子どもっぽくて、面白い理由ですよね(笑)。というわけで、セ・リーグ、パ・リーグの元々の分けられ方は強さや地域ではなく、参入反対派か賛成派か、ということだったのです。

人気球団ランキング

観客動員数をベースに12球団を並べると以下の通りになります。

プロ野球人気ランキング2021年版より引用)

  • 1位:広島東洋カープ
  • 2位:福岡ソフトバンクホークス
  • 3位:阪神タイガース
  • 4位:読売ジャイアンツ
  • 5位:横浜DeNAベイスターズ
  • 6位:千葉ロッテマリーンズ
  • 7位:中日ドラゴンズ
  • 8位:東京ヤクルトスワローズ
  • 9位:オリックス・バッファローズ
  • 10位:埼玉西武ライオンズ
  • 11位:北海道日本ハムファイターズ
  • 12位:東北楽天ゴールデンイーグルス