NPBの歴史は、ざっくりいうと「大投手の時代」→「大打者の時代」→「投打均衡の時代」になると思うが、環境の違う時期に活躍した投手を比較するのはすごく無理がある。単純にシーズン単位の数字をならべると、昔の選手ばかりが上位に来てしまう。
で、いろいろ試行錯誤をして、一応の数字を並べた。
まず、先発投手(総登板数の中で先発登板が50%以上になる投手)のなかで、巨人在籍シーズンで勝星の多い5シーズンを選んだ(勝ち星が同じ時は負けが少ないシーズン)。
その合計の数字を提示、さらにこれを26試合先発=144試合制での現在の最大限のシーズン先発数に換算した。
昔は、先発とリリーフをかけ持ちする選手が多かった。そういう選手は先発以外の数字が加算されすぎるので、総登板数が40試合を超える場合は、40試合で換算(当然、先発試合数は減算される)。つまり26先発か40登板かと言う勘定だ。その一覧。

ここまでしても、スタルヒン、別所は飛びぬけている。澤村もすごい。藤本、中上も20勝を上げる計算になる。目立たないが戦後すぐにデビューした大友工も素晴らしい。それに比べると堀内、高橋一三、江川、小林らは見劣りがする。しかし、斎藤雅樹は、26試合に換算すれば18勝。リリーフはほとんどないので、先発だけの数字だ。これは昔の大エースに匹敵する数字だろう。それから上原の数字が素晴らしい。奪三振率、与四球率は、並みいる大投手の中で1位。変化球全盛の現代野球は三振を大量に生産する野球だから単純な比較はできないが、1試合当たり8.1個という数字。さらに四球が少ないのも特筆ものだ。
投手が自分自身の力で制御できるSTATSだけを反映させたDIPSで見ると、3.5以下の数値になるのは、スタルヒン、別所、澤村、大友、城之内、斎藤、上原の7人。最終的にはこの数字を勘案し、上位6人を巨人のローテーション投手ベスト6とした。
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